注文の出し方 2004 12 22
小型株の板情報を見ていて思うことは、
大口の投資家の「注文の出し方」に問題があります。
たとえば、売買単位が1株の銘柄において、
売りも買いも、10株程度で推移している銘柄があるとします。
そこへ、100株の注文を出すと、どうなるか。
その注文が「買い」ならば、株価は、瞬間的に急騰しますし、
「売り」ならば、瞬間的に下落します。
大口の投資家は、自分の力を見せたいのでしょうが、
これは、下手な注文の仕方で、
結局、大口の投資家も損をすることになります。
なぜなら、こんな相場になってしまうと、
普通の投資家は、嫌気が差して、相場から逃げてしまいます。
そうすると、市場が閑散としてしまい、
結局、大口の投資家は、「売り」も「買い」もできなくなります。
こうした投資家は、自分の力を誇示したいのでしょうが、
やはり、上記のような相場の状況では、
100株をまとめて注文するのではなく、
20株から30株に分けて注文すべきです。
相場が荒れてしまうと、みんな、いなくなってしまい、
出来高が減少し、閑散としてしまいます。